上達の奥義

右手・左手を聞き分けられる耳を養う

前々回のレッスンで教授頂いた練習方法です。

右手部分と左手部分のリズムが異なる(左手3に対して、右手5など)場合に、
それぞれの旋律を聞き分けられる耳を養うことによって、
右手、左手ともに均等なリズムで弾けるようにする為の効果的な練習法、

なのだそうです。

具体的には、ショパンノクターン#16のこの部分。
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私はいつもそうなのですが、両手で弾いてしまうと、たとえ右手が伴奏であっても、
どうしても「右手」の音を聴いてしまいます。(正確にいうと、聴こえてしまうear

おかげで、右手部分と左手部分のリズムが異なるパートは、右手はリズム通りなのに、
左手は、リズムが均等でなく、
「タン・タン・タン」のはずが、
「タン・タ・タ~~ン」のようになってしまいます。
(録音して聴いてみると、かなりズッコケます。)

これを正確に「タン・タン・タン」というリズムを刻めるようにする為には・・・

    

くらいの音量差でひたすらリズム通りに練習。
その後、その逆を実践。

    

こうすることで、

  ①大音量で弾く方の旋律が嫌でも耳に入り、
  ②リズムが狂っていれば、正確に弾かないと気持ち悪くなってきて、
  ③リズムを矯正しようという心理が働き、自ずと直そうと努力する。
  ④と、同時に、今大きく弾いている方の旋律を聴く耳を養うこともできる。

のだそうです。

これ、効果がありました!
おかげさまで、先の写真の部分は「よくなりました~note」とのお言葉を頂けました。

これって、バッハとかにも応用できそうですよね。(内声を強調する場合などに。)
でも、私は、とっさに、
「幻想即興曲もこれで攻略できるか!?」
という方向に行きましたcoldsweats01

騙されたと思って、ぜひ・・・・・。

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ボタン+クリップ+マッチ箱

・・・で、部分練習用ツールを作ってみました。

Counter 弾けない部分を繰り返し練習するときに、ただなんとなく何度も練習するよりも、「何回」と区切りつけて練習する方が終わりも見えて練習しやすいかな、と。
でも、毎回"正"の字を書いていくのも鬱陶しいなぁ、
というわけで作ったのがコレ⇒
(ちょうど譜面台に乗る大きさがGood!)

使い方:
弾けない部分を一回弾くごとにボタンを右から左へ移動。
(別に左から右でもいいんですが・・)

全部移動すると10回練習したことになります。

必要なもの:
ボタン:10コ
クリップor針金
マッチ箱(中のトレイ)
ペンチorニッパー

作り方:
①クリップを使用する場合、ペンチで伸ばして1本の針金にします。
②マッチ箱に2箇所穴を開けます
③針金にボタンに通し、適当に曲げます。
④マッチ箱に針金をさし、裏で針金を曲げて固定。
たったの10分で出来上がり~note

実はこれ、子供の頃に習っていた先生に「作りなさい」と言われたもの。
当時は母がおはじきで作ってくれました。

これで、ショパンを攻略するぞ~~。
(写真の楽譜はなかなか上達しないショパンノク#16です。)

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分散和音の連続出現箇所をスムーズに弾けるようにする

課題曲「月光③」の中で、左手の伴奏部分に16分音符での分散和音が連続する部分があります。(↓ココ)

Moonlight3

ゆっくり弾いているうちは、まぁいいのですが、ご存知、この曲は高速警備隊もビックリの超高速ジェットコースター曲。
速く弾くと崩れてくる部分だそうです。(私はまだその段階には達してませんデス。ハイ。)
それで、高速時でもスムーズに弾けるようにする為に、伝授頂いたのが、

「最初は、和音を分散させず、和音のまま弾く。(運指は分散時と同じのまま)」

ということ。
これも一般的な練習法らしいのですがね、今の私にはflairだったので、記事にします。

わかりにくいので、絵と音にしました。
上の写真の左手部分を和音に変えました。(都合により、最初の4小節のみ)

Moonlight33

  • これで指が覚えるまで弾き込みます。
  • その後、分散和音に戻します

この練習法の効能は、

早い段階で指に鍵盤の位置を覚えさせることができる

のだそうです。速く弾くときって、「ええっと、次はどこの鍵盤押すんだったっけ?」なんて考えている余裕などない!というわけで、さっさと体で覚えろ、作戦です。

月光③、まさにスポーツ。

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いつも間違える部分を克服する②

課題曲「アラベスク#1」の中で、非常に高頻度で間違える箇所があります。
今まで、なんとなく適当にごまかしながら弾いていたのですが、やっぱり、先生の耳はごまかせませんね~sweat02
というわけで、その部分についての特別な練習法を伝授頂きましたので、6月12日の「いつも間違える部分を克服する」の続編として新記事にしてみました。

「何度練習しても、どうしても克服できないミスタッチ多発箇所は、リズムを変えて練習してみる」

実は、この方法、最初は「なんじゃそれ?」と思ってあまり気にとめていなかったのですが、nomuraさんのブログ「大人のピアノ初心者による大人のピアノ初心者のためのブログ - 付点付きリズム変奏の効能がすごい気がしてきた」でも取りあげられていたのを見て、結構一般的な練習法なんだと、認識を改め、すぐに実践してみました。

言葉で書いても分かりづらいと思うので、せっかくなので絵と音にしてみました。

これが、原曲です。
Arabesquekimon

(うまく音が出ない方へ:「ArabesqueOrg.mid」をダウンロード

そして、これが変奏①
(拍子記号は便宜的に変えてあります。絵をクリックすると大きくなります)

Arabesquevar1

 (うまく音が出ない方へ:「Arabesque1.mid」をダウンロード

さらに、もう一つ、変奏②:
(拍子記号は便宜的に変えてあります。絵をクリックすると大きくなります。)

Arabesquevar2

 (うまく音が出ない方へ:「Arabesque2.mid」をダウンロード

練習方法は至って単純。

変奏①と変奏②をしつこいくらいやって(それぞれ10回もやれば十分)、原曲に戻る

原曲でまた間違うようなら、再度upを実施。

それだけです。
それで、効果はというと、スバリ「あります!!!」
これもまた、嘘のようにスムーズに弾けちゃいます。(指筋が強くなるのかなぁ?)

先生には、本当に感謝です!(東(先生のお宅の方向)には足を向けて寝れません)

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いつも間違える部分を克服する

前回のレッスンでまたひとつ新たな練習法を伝授頂きました。

「何度練習しても、どうしても克服できないミスタッチ多発箇所は、指使いを変えてみる。」

これも、一般的なことなのかもしれませんが、私にとってはまたまた新鮮でしたので、記事にしてみます。

きらきら星変奏曲の仕上げに挑戦している中で、遅いテンポでもどうしても音を外してしまう部分があります。
家ではちゃんと弾けることはあっても、それでも3回に1回くらいの割合で指が滑ったり、音が抜けたりします。
予想通り、前回のレッスンでもここはボロボロになりました。(無理やり弾き去ったけど・・)
弾き終わった瞬間、思わず、
  「ここは何回も練習したのに、悔しい~~~~っ」、と
叫んだところ、

「そういう場合は、指使いに物理的な無理がある可能性が高いので、思い切って指使いを変えるのも一つの手段ですよ。」

との助言を頂きました。
人の手の大きさや指の柔らかさはそれぞれまちまちだし、指の動かし方の得手不得手も人によって違いがあるというのです。
だから、楽譜に書かれている指使いが必ずしも正解というわけではなく、楽譜通りに弾いても「どうしてもミスる!」箇所が出てしまうのも当然だと。なるほどな~flair、と思いました。(確かに、同じ曲でも、楽譜の出版元によって違う指使いが記載されてたりしますよね。)

ただ、弾きこんだ後に指使いを変えると、新しい指使いに慣れるまでさらに時間がかかるのも事実。
でも、総合的に「物理的に無理な指使い」で強引に弾き続けるよりも、気がついたらすぐに指使いを変えてみる方がいい、ともおっしゃっていました。

いろいろ勉強になります。

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曲を仕上げる(ゲーム感覚 de メトロノーム)

あまりにくだらない前記事をいつまでもトップに晒しておきたくないので、速攻で新記事の投稿です。
昨日のレッスンで先生からご教授頂いた、「曲の仕上げ」に向けての練習法です。
おそらく、ピアノを弾く人にとっては、当然の練習法で、今更何を?と感じるかもしれませんが、私にとっては、非常に新鮮だったので敢えて記事にします。

その練習法とは?

本練習法はメトロノームを使用します。そして、

①非常に遅い速度(88くらいから)で、以下の点に注意しながら、通しで弾く

  • 曲想をつける部分は全てつける(今まで学習したことを全て取り入れる)
  • 絶対に間違えない
  • 絶対に止まらない(止まりそうになっても、とにかく強引に前に進む!)

②そのテンポで間違える箇所があれば、その部分のみそのテンポで繰り返し練習
③それでもまだ間違えるようであれば、テンポを1つから2つ落とす
④①の3つの注意点を全てクリアできたら、テンポを1つ上げ、また①から繰り返す。

①~④を繰り返し、理想のテンポにあげていく。

*日が変わると、前の日に弾けたテンポで弾けなくなっていることもあるので、その場合は1つテンポを落とす。(3歩進んで1歩下がる、のイメージ。3歩進んで5歩下がっては意味がないので、ちゃんと毎日練習する。)

なぜ、この練習法?

①最初から早いテンポで練習すると、「間違いグセ」「止まりグセ」がつき、必ずその箇所で間違ったり止まったりしてしまう。
②間違いグセがつくと、指がその「間違いの動き」を覚えてしまう。(→悪循環)
③ゆっくりから練習することで、次に来る音や曲想のことを考えながら弾くことができるようになる。(流れで弾いてしまうのはNG)
などなど。

先生は、この練習法について、「これが遠回りなようで最も近くて早い上達法です」と断言されました。(経験に裏打ちされた言葉には重みがあります・・。)
そして、「つまらないかもしれませんが・・」と語尾を濁されましたが、私は全然そうは思いません。なぜなら、なんとなくゲームっぽくないですか?

シューティングゲームやパズルゲームに例えると、
「1面クリア!」「2面クリア!」みたいな感じ。(ボーナス面はないけど。)

RPGに例えると、
  「LV88のスライムが現れた!」
  「ぽりぃさんの攻撃!会心の一撃!」
  「スライムをやっつけた!」
  「ぽりぃさんはレベルがあがった!」
のようなイメージ。

そう思えば、「つまらない」練習もすこぶる楽しく感じるわけで、今すぐにでも練習を開始したい衝動に駆られています。

そいうわけで、勝手に「ゲーム感覚 de メトロノーム」と名づけさせて頂きました。

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