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ペダリング講座

先日、新先生の勧めで、

  ペダリング~ピアノの美しい響きと表現のために~

という講座に行ってきました。

私のペダリングといえば、NY先生からも

 ・ペダルの上げ下げの音がうるさい
 ・濁る

ということを、ほぼ毎回注意されており、
なんとかせねば・・・!と常々思っておりました。
そこへ新先生からこの講座を紹介され、なんたる好機!
と早速受講してまいりました。

講義のすべてを記事にするには、場所も足りないので、
興味深かった点だけかいつまんで書いてみます。

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講師は、堀江真理子先生。
ジュネーブ国際音楽コンクールで3位に輝くなどの経歴をお持ちの実力派。
(とても品のある、素敵な先生でした!)

(1)ペダル記号は信じるな!
楽譜に書いてあるペダル記号は基本的には信じない方がいいのだそうです。
例え原典版でも、当時と今のピアノの構造に根本的な違いがあるので、
書いてある通りに踏むと、現代のピアノでは濁りまくることが多々あるそうです。
特に、シューマンの楽譜はそうらしい・・。
(先生曰く、「シューマンのペダル指示は酷いですよ!」)

(2)音は低音ほど濁りやすい
スケールにペダルをかけるときなどは、高音は踏みっぱなしでも
きれいに聞こえるが、低音は濁ってしまうので、ペダルはNG!

(3)少し踏んだだけでもペダルはかかる!
ハーフペダルよりももっと浅いふみ具合(ひざに少し力がかかる程度)
でも、ペダルはかかる。
モーツァルトなどの古典は、そのくらいのふみ具合で踏んだほうが、
響きすぎず、かつ乾きすぎず、適度な華やかさを持たすことができる。
先生曰く、「当時のサロンでの響きはこんな感じだったのでは?」

余談:先生が弾いてくださったモーツァルトのソナタ「K.545」、本当に素敵でした!

(4)踏むタイミングは3通り
 ①弾き始める前から踏んでおく
 ②弾くのと動じに踏む
 ③弾いた後に踏む

①>②>③の順に音の広がりが大きくなる。
曲の冒頭では①の方が、「弾く」という動作に集中できて、
いい音を出せる確率が高い(ことが多い。)のでお勧め。
また、ショパンの曲の冒頭ははじめからペダルを踏んでおく方が、
曲がより華やかになる。
(例えば、ノクターン#8、舟歌、バラード1番など・・)

(5)ペダルはそのとき演奏する環境によって変える必要がある
ホールと練習室では響き方が違うので、臨機応変にペダルの踏み方を
変えることができれば良。
そのためには、常に「どういう音(音色)を出したいか」という
イメージを持っておくことが肝要

(6)ペダルの上げ下げ音には気をつけて!
力任せにペダルを踏んだりあげたりしない!(←まさに私のこと・・sweat02
ダンパーが弦に触れる音も時には雑音になる。
ペダルと靴の接触音も同様。
とにかく、デリケートに!
ちなみに、ピティナのコンクールでもペダルの雑音が気になることがよくあるそうです。
演奏はいいのに、ペダルの雑音が残念・・、というケースも珍しくないそう。

(7)ソフトベダルはあくまで音色を変えるときに使うもの
「ソフトペダル=弱音ペダル」ではない。
例えば「pp」の指示があったら、必ず踏む、という指導は間違い。
曲の中には、全曲を通じて「ウナコルダ」の指示がある曲もあるが、
その曲の中にも「mf」の記号があったりするので、その強弱の違いは
きちんと表現しなくてはならない。

ちなみに、ウナコルダは3本ある弦のうち、2本しか叩かない、というもの。
2本しか叩かないので、音が小さくなるのと同時に、
叩かれた2本の弦は同じ波長・波形で鳴るが、残りの1本は共鳴する際に
別の波形となるため、その2つの波形が重なると、3本同波形で鳴ったときとは
また別の響きとなり、音色が変わる、のだそうです。
ちょっと難しい・・。

(8)ソフトペダルにも「ハーフペダル」がある
ソフトペダルも少し踏むのと、下まで踏み込むのでは音に違いがあるので、
使い分けができるとよい。

(9)ペダルの踏みすぎも要注意!
ペダルを踏みすぎると輪郭がぼやけてしまい、
メロディーラインがはっきりしなくなるので、踏みすぎもNG

(10)最後は趣味の問題
ペダルに正解はない。結局は好みの問題。

と、思い出せる範囲で書きなぐってみましたが、

全体を通じて、先生がよくおっしゃっていたのは、

とにかく、どんな音が出ているのか、自分の出している音に常に耳を傾けて、
日々耳を鍛えること。
自分がどんな音を出したいのか、そのためにはどのようなペダリングが
ベストなのかを、体で覚えること。
また、ペダルにだけ頼るのではなく、まずは指のタッチでいろいろな音色を
表現できるようになること。

だそうです。
ペダリング、奥が深い・・。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

ご参考までに、講座で使用した堀江先生著のペダリングテキストです。
じっくり読めば、ペダリングの達人になれるかも!?

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